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WSL Bashで「.bashrc 許可がありません」エラーの対処方法

Windows Subsystem for Linux (WSL) のBashを使用している際に、".bashrc: 許可がありません"というエラーが発生することがあります。このエラーの対処方法についてメモを残します。

問題の概要

Windowsを再起動してからBashを開くと、.bashrcファイルが実行されないことがあります。以下のコマンドでファイルの権限を確認すると、なぜか権限が消えていることが分かります。

$ ls -al ~
合計 124
drwxr-xr-x 1 yuis yuis  4096  812 07:50 .
drwxr-xr-x 1 root root  4096  930  2017 ..
drwx------ 1 yuis yuis  4096  36 00:39 .aptitude
-rw-rw-rw- 1 yuis yuis 28823  712 22:45 .babel.json
-rw------- 1 yuis yuis 13920  812 15:03 .bash_history
-rw-r--r-- 1 yuis yuis   220  930  2017 .bash_logout
---------- 1 yuis yuis  5272  812 04:32 .bashrc
-rwxr-xr-x 1 yuis yuis  5272  812 07:50 .bashrc.bak

このように、.bashrcファイルの権限が消えているため、エラーが発生します。

対処方法

  1. ホームディレクトリに移動する

    cd ~
    
  2. .bashrcファイルの権限を変更する

    sudo chmod 755 .bashrc
    
  3. Bashを再起動する

    bash
    

これで権限が正しく設定され、新しくBashを開いた際に.bashrcが正常に読み込まれることを確認できます。

まとめ

再起動後にWSLのBashで".bashrc: 許可がありません"エラーが発生する場合、.bashrcファイルの権限が消えていることが原因です。上述の手順で権限を修正し、Bashを再起動することで問題を解決できます。

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  • 情報技術者 / Z世代プログラマー / 米大学院にてデータサイエンスを学ぶ

  • ITプロフェッショナルとして活動しています。React.js等のモダンなウェブ制作・アプリ開発を得意としており、Java・Python・Rust等のプログラミング言語を用いたソフトウェア開発全般を行っています。

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