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WSL Bashで「.bashrc 許可がありません」エラーの対処方法
Windows Subsystem for Linux (WSL) のBashを使用している際に、".bashrc: 許可がありません"というエラーが発生することがあります。このエラーの対処方法についてメモを残します。
問題の概要
Windowsを再起動してからBashを開くと、.bashrcファイルが実行されないことがあります。以下のコマンドでファイルの権限を確認すると、なぜか権限が消えていることが分かります。
$ ls -al ~
合計 124
drwxr-xr-x 1 yuis yuis 4096 8月 12 07:50 .
drwxr-xr-x 1 root root 4096 9月 30 2017 ..
drwx------ 1 yuis yuis 4096 3月 6 00:39 .aptitude
-rw-rw-rw- 1 yuis yuis 28823 7月 12 22:45 .babel.json
-rw------- 1 yuis yuis 13920 8月 12 15:03 .bash_history
-rw-r--r-- 1 yuis yuis 220 9月 30 2017 .bash_logout
---------- 1 yuis yuis 5272 8月 12 04:32 .bashrc
-rwxr-xr-x 1 yuis yuis 5272 8月 12 07:50 .bashrc.bak
このように、.bashrcファイルの権限が消えているため、エラーが発生します。
対処方法
ホームディレクトリに移動する
cd ~
.bashrcファイルの権限を変更する
sudo chmod 755 .bashrc
Bashを再起動する
bash
これで権限が正しく設定され、新しくBashを開いた際に.bashrcが正常に読み込まれることを確認できます。
まとめ
再起動後にWSLのBashで".bashrc: 許可がありません"エラーが発生する場合、.bashrcファイルの権限が消えていることが原因です。上述の手順で権限を修正し、Bashを再起動することで問題を解決できます。
- Authors
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- Shou Arisaka / 有坂 翔
- 情報技術者 / Z世代プログラマー / 米大学院にてデータサイエンスを学ぶ
- ITプロフェッショナルとして活動しています。React.js等のモダンなウェブ制作・アプリ開発を得意としており、Java・Python・Rust等のプログラミング言語を用いたソフトウェア開発全般を行っています。
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