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Windowsでプログラムが開いているフォルダ・ファイルを取得する方法

Windowsパソコンにおいて、特定のソフトウェアやプログラムが開いているフォルダやファイルを取得し、一覧する方法を紹介します。ここでは、Powershellコマンドラインおよび拡張プログラムであるhandle64.exeを使用します。

例えば、AtomやVSCodeのテキストエディタ、あるいはChromeブラウザなどで開かれているすべてのファイルをプロセスID(PID)と一緒に出力することが可能です。

具体例:Atomテキストエディタ

私の場合、Atomテキストエディタで開いているフォルダやファイルを取得したかったので、以下ではAtomを一例として説明します。

Windowsを再起動せざるを得ない場合、Atomでどんなファイルやプロジェクトを開いていたか分からなくなることがあります。私はいつも「ファイル > 終了」から終了させてから再起動をしていますが、それでも正しく再起動されなかった場合、次回起動時にAtomがすべてのウィンドウを復元してくれるとは限りません。例えば、8ウィンドウ開いていたのに、3ウィンドウしか復旧しなかったということもあります。

予め開いているファイルやプロジェクトを知ることができれば、最悪それらを把握でき、手動で開くことも可能です。

必要なツール:handle64.exe

まず、handle64.exeをダウンロードします。

手順

  1. handle64.exeをダウンロードし、適当なフォルダに配置します。ここでは、デスクトップに配置することを例とします。
  2. Powershellを開き、以下のコマンドを実行します。
    C:\Users\user\Desktop\Handle\handle64.exe -p atom.exe
    

これで、Atomが開いているすべてのファイルが表示されます。しかし、出力が多すぎる場合があります。その場合は、Select-StringのPatternオプションや-Excludeオプションを使用して、無駄な出力を抑えます。

例えば、特定のフォルダ内のファイルだけを表示するには、以下のようにコマンドを実行します。

C:\Users\user\Desktop\Handle\handle64.exe -p atom.exe | Select-String -Pattern "pg|vm|note"

これで、指定したパターンに一致するファイルのみが表示されます。

この方法で、開いているファイルやフォルダを把握し、手動で復元する際に役立ててください。

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  • 情報技術者 / Z世代プログラマー / 米大学院にてデータサイエンスを学ぶ

  • ITプロフェッショナルとして活動しています。React.js等のモダンなウェブ制作・アプリ開発を得意としており、Java・Python・Rust等のプログラミング言語を用いたソフトウェア開発全般を行っています。

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